1 企画の始まりと北海道の洗礼



「北海道で映画を撮ろう。」


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studioREBARD代表・監督の芳井勇気です。
2005年11月、東京初台のとあるファミレスで、僕とスタッフの中西との間で交わされた何気ない会話の中から「リアの島」は生まれました。そこへ脚本の眞壁が加わり、正式に制作がスタート。脚本会議を重ね、テーマを環境問題に、ジャンルはファンタジーにする事を決めました。
しかし、僕やスタッフが北海道出身であっても、実際に現地を見てイメージを膨らませる必要があったのです。


北海道ロケハンがスタート

そして2006年4月、北海道ロケハンを敢行します。ところが、全く予想していなかった事態が待ちかまえていました。
企画当初から「リアの島」は夏に撮影すると決めていたのですが、ロケハン時の北海道にはまだ残雪があり、夏の景色を想像するのが困難でした。スタッフ全員、北海道の4月はまだ雪が降る季節だということを忘れていたのです。


riayuki01.jpg4月の森。芽吹くのはまだ先。


その後、「リアの島」の物語にとって重要な鍵となる「海」を探す為、北海道東部へ。ロケ車輌が道東への入り口となる日勝峠を越えると、そこは猛吹雪でした。
幸い事故もなく、半日をかけて厚岸方面まで辿り着きました。案の定、道東も雪景色が広がっていました・・・。

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riayuki03.jpg荒涼とした大地は北海道ならでは。


何とも手痛いスタートになってしまいましたが、大きな収穫もありました。
結果的にいえば、このとき僕達が回ったロケ地の大半が「リアの島」の撮影に
使用されることになったからです。
この時の反省点を活かして、次は6月に北海道ロケハンが行われる事になります・・・。

riayuki04.jpg後ろは断崖絶壁です。物凄い風で吹き飛ばされそう。


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芳井勇気

在学中から商業映画の制作に携わり、卒業後は助監督として映画やドラマ、CM等の
多岐に渡る場で活躍。

「リアの島」原作・監督
「夢見る人形と星屑の旅を」原作・脚本・監督
他多数